2位の浦和レッズが、首位の全北現代モータースに負けて2連敗となった。9日にホームで敗れていた(0-1)相手と再戦し、返り討ちに遭った。

開始早々に失点した。前半12分、DF森脇が右サイドから前線へフィードしようとした際、全北FWリカルドロペスに詰められてボールを奪われる。そのままゴール前に持ち込まれ、右足でミドルシュート。ゴール右隅に力強く蹴り込まれて、あっさり失点した。

その後も全北ペースながら前半は、この1得点。浦和は6分のチャンスを逃したのが痛かった。左サイドのFW武藤が中央へパス。MFエヴェルトンがスルーしてFW興梠にフリーで届いたが、コントロールして蹴った右足シュートはわずかに左へ外れた。

1点ビハインドで迎えたハーフタイムに浦和はDF槙野を下げ、DF岩波を投入。公式戦初先発のDF鈴木が3バックの右から左、岩波が右に入った。その急造ラインをいきなり就かれる。後半3分、リカルドロペスが上げた左クロスに196センチのFWキム・シンウクに飛び込まれ、頭を合わされた。広い範囲を見ていた鈴木のマークが遅れた隙だった。

2点差とされたが、ゲーム主将のFW興梠が気を吐く。後半13分、森脇が右クロスを送ると全北DFが空振りするミス。難なくボールを受けた興梠が冷静に右足でゴール右へ決め、1点差に迫った。ラッキーな形で1点を返した。

その後はDF森脇が、相手の韓国代表DFキム・ジンスに肘打ちをしたように見える場面があるなど、フラストレーションがたまる展開。37分にようやく3枚目の交代カードとしてドリブラーのMF汰木が起用されたが、時既に遅し。1-2のスコアで2連敗となった。