サガン鳥栖FWフェルナンドトーレスの会見での一問一答は以下の通り。

「まずは日本のみなさんに、感謝の気持ちを表したい。鳥栖にきてJリーグを1歩前に進めたと思う。今後もJリーグのためにやれることをしたい」

-今の気持ちは

フェルナンドトーレス 自分は本当に恵まれた人間だと思う。好きなことで仕事できた。今日も、ともにプレーした仲間も、相手もハイレベルだった。自分も諦めない姿勢が見せれたのはよかった。

-鳥栖への思い

フェルナンドトーレス このチームは常に謙虚で、野心もあったし勇気をもったチームだ。自分はそういうチームに寄り添ってやることが好きだった。今後もクラブとして組織を強くなってもらいたい。

-鳥栖サポーターへのメッセージは

フェルナンドトーレス サポーターの人には、良いときも悪い時も応援してもらった。感謝しています。相手サポーターについても自分を成長させてもらったと思って感謝したい。

-子どもたちへのメッセージはあるか

フェルナンドトーレス 夢を持つことです。とても大きくても夢を持つことはいいことです。自分もそうしてきたし、しっかり努力してほしい。目標に向かう人間に対して、無理だという人もいるが、ポジティブな人を探して一緒に向かっていくことが大事です。

-今日の試合は最後までゴールを諦めないプレーだった

フェルナンドトーレス いい時も悪い時も、常に必ず良くなるように努力してきた。その努力を惜しまない姿勢は最後まで見せられた。

-日本で1年。35試合で印象に残っている試合は

フェルナンドトーレス (J1残留に大きく前進した)昨シーズンの横浜戦です。

-今日の試合、セレモニーで印象に残ることは

フェルナンドトーレス イニエスタらと抱き合って涙がでそうな瞬間はあったが悲しくはない。幸せな気持ちです。偉大なるサッカーの歴史のなかで、自分のサッカーをこんな形で終えることができた。

-後悔はあるか

フェルナンドトーレス ないです。

-鳥栖がタイトルを取るために必要なことは

フェルナンドトーレス まずはクラブ全員が同じ方向を向くこと。チームのスタイルを確立して、適応できる選手を取り、ポジティブな人間を集めること。簡単なことではないが大事なことだ。

-日本にきて何か新たに分かったことはあるか

フェルナンドトーレス 日本の人は自分をリスペクトしてくれた。プライバシーも守ってくれた。家族で外出しても距離をとってくれた。さらに人間だけでなく公園、自然もきれいに保っていることを学んだ。

-日本のサッカー界へ

フェルナンドトーレス まだクラブは若いし、良くならなければいけない。サッカーはチームスポーツ。1人1人の選手のクオリティーは高いが、チームとして機能するかどうかを考えないといけない。

-ゴールへの野心を持ち続けていた

フェルナンドトーレス 自分が1人のFWとして生きていくためには、ゴールを決め続けていかないといけない。いいプレーをしてもゴールを決めないと外される。若いFWへ助言をするなら、ゴールをきめろ。それだけです。

-家族との会話は

フェルナンドトーレス スペシャルな日だというのは分かっているが、3人の子どもはまだよく分かってないだろう。妻はいいときも悪い時も支えてくれた。これまでサッカーで素晴らしい人生だったが、またこれからは家族で素晴らしい生活をしていこうと妻に言った。子供らも、将来本か何かで、自分の活躍を知ることがあるでしょうが、それで理解してくれるでしょう。