ヴィッセル神戸は13日、本拠地ノエビアスタジアム神戸で清水エスパルスとの天皇杯準決勝(21日、ノエスタ)に向けて始動した。

J1リーグ戦は8位ながら、終盤3連勝と上り調子で終えた。トルステン・フィンク監督(52)は「(就任して)6カ月を振り返ると、常に残留争いの中にいた。その中で守り、フィジカル面で上達し、リーグの順位も悪くなかった。そしてタイトルをとれる状況を今、作っている。全力を尽くして優勝できるようにしたい」とクラブ初のタイトルへ決意を新たにした。

この日はノエスタ内で必勝祈願も行ったが、「現地の文化に取り組むのは大事。参加できてうれしかったが、勝利は自分たちでつかみにいかないといけない」とキッパリ。

右足親指の骨折でリーグ終盤2試合を欠場したMFアンドレス・イニエスタ(35)をはじめ、FWダビド・ビジャ(38)、リーグ最終節のジュビロ磐田戦でハットトリックのルーカス・ポドルスキ(35)は別メニュー調整も、本番に合わせた調整。ポドルスキは「来週から戦うモードに入る」と宣言した。