19年、森保一監督(51)が率いる日本代表は、年間史上最多の30人がデビューした。その半数以上がJユース出身者で17人。高体連(高校サッカー部)出身は12人だった。ユース出身者の出場数は合わせて186試合で、高体連の141試合を40試合以上も上回った。昨年、一昨年とほぼ五分ながら高体連がわずかながら上回っていただけにユース優勢が色濃くなった。

出場数を各選手の出身チームごとに分けると、最も多かったのはMF久保建英(18=マジョルカ)らが所属したFC東京U-18の29試合だった。青森山田は25試合で3位に入っている。MF柴崎岳(デポルティボ)、DF室屋成(東京)が代表の一員として森保ジャパンを支えた。出場数の上位10チームのうち、高体連は青森山田と東福岡の2チームだけ。9位の東福岡は12試合で、青森山田が際だつ。

同校は直近の5年間でも、毎年プロ内定選手を複数人出している。高体連からのプロ行きを目指すなら第1の選択肢との実績を残した。一方で、歴代の出場数を見ると、サッカーどころである静岡県勢が、いまだ上位に立つ。Jリーグが創設されて以降、国際Aマッチの出場数は清水商出身者が335試合、次いで清水東が278試合。ユースを含めても、3位ガンバ大阪ユースの272試合を依然として上回っている。日本サッカーが静岡を中心に発展を遂げたことを示す。

もっとも静岡の2校も、16年以降は国際Aマッチ出場がない。藤枝東、静岡学園など強豪校に選手が分散する現実もある。今大会、静岡学園のMF松村優太(3年)は鹿島アントラーズ入団が内定している。高体連で一時代を築きつつある青森山田と、王国復活を目指す静岡学園。今日13日の決勝で雌雄を決する。【岡崎悠利】

◆静岡県勢対青森県勢の選手権対戦成績 意外にも過去の対戦は2度だけ。85年度大会準々決勝では清水商(現清水桜が丘)が4-2で五戸に勝利。06年度大会では3回戦で静岡学園が1-0と青森山田を完封。両校にとって13大会ぶりの再戦となる。