開幕から4連敗中だったザスパクサツ群馬が、初勝利を挙げた。

今季から就任した奥野僚右監督(51)は「ファンのみなさんが待ち望んだ待望の勝ち点3を、アウェーの山形で挙げることができてうれしく思います。選手が積極的にゲームに入って、最後まで集中を切らすことなくやってくれました」と感慨に満ちた表情で、喜びをあらわにした。

前半17分に右足のグラウンダーで先制ミドルシュートを決めたMF宮阪政樹(31)は、古巣相手に価値ある先制弾。12年から4シーズンプレー。スタメン紹介時には山形サポーターからも拍手が送られた。

試合後のオンライン会見では「雨の中でもこれだけ多くの方が来てくれた。山形の地を踏んで懐かしかったし、最高の場所だなと思った。山形のことはいつも気にしているので、ちょこっとでも応援してくれたらうれしいです」と感謝を忘れなかった。