ガンバ大阪の高校生プロ、FW唐山翔自(18)が31日の北海道コンサドーレ札幌戦(パナスタ)で、待望のJ1リーグ戦デビューとなる可能性が出てきた。

25~28日のU-19日本代表候補合宿に順当に選ばれていたが、合宿初日の25日に急きょ、クラブの事情で不参加となっていた。唐山が主戦場としているJ3(G大阪U-23チーム)の28日の福島ユナイテッドFC戦(パナスタ)もベンチ外になったことで、週末の札幌戦に照準を合わせたとみられる。

今回の代表合宿不参加に関して、G大阪U-23を指揮する森下仁志監督(48)は「チームにけが人も多く、試合(J1、J3)を組めない状況。クラブの事情です」と説明していた。FWアデミウソンが謹慎処分となり、FWの人数も不足している。

G大阪ユース所属だった唐山は今季、U-17W杯に出場するなど実力を認められ、高校3年ながら飛び級でプロ契約を結んだ。J3では20試合10得点と結果を残しており、8月のルヴァン杯1次リーグ湘南ベルマーレ戦では、J1の公式戦初出場で2得点を挙げた。J1リーグ戦ではここまで2度ベンチ入りも出番はなく、今回は三度目の正直でデビューを目指す。【横田和幸】