J1大分トリニータは17日、大分市内でオンラインによる今季の新体制発表を行った。就任6年目の片野坂知宏監督(49)や新加入12選手らが出席し、抱負を語った。「一致団結」という今季スローガンの下、片野坂監督は、目標順位については「9位以上を狙って行きたい。決して達成できないわけではない。一致団結してお互い協力し、信じあい成果につなげたい」と意気込んだ。

ただ、3バックの要のDF鈴木義宜(28)やDF岩田智輝(23)をはじめ、MF田中達也(28)、FW知念慶(25)ら多くの主力が退団。編成に関しては、西山哲平GM(45)が「退団が多く大変だった。想定外もあった」と言い、困難を極めた。

それでも、ベガルタ仙台からFW長沢駿(32)、川崎フロンターレからMF下田北斗(29)、湘南ベルマーレからDF坂圭祐(25)らを補強することで「縦のラインの骨格は問題ない」と西山GM。昨季は6位を目標に掲げながら11位で、勝ち点55、得点50、失点35にも遠く及ばなかっただけに、総力戦で昨季超えを目指す。【菊川光一】