JFL鈴鹿ポイントゲッターズのFWカズ(三浦知良、55)が1日、リーグ第7節のFCティアモ枚方戦で今季最長の79分間プレーした。3節連続で先発すると、雨の悪コンディションの中、高い技術と豊富な経験を披露。3-2の逆転勝利に貢献した。
序盤に2点をリードされた鈴鹿を、カズが生き返らせた。前半は前線でプレーしたが、1-2で迎えた後半はトップ下でパス出しに専念。FW栗田とMF三宅のスピードを生かす作戦が的中。三宅が連続ゴールした。「若い選手を走らせて、いいかたちができた」と満足そうに振り返った。
天候やピッチ状態に関係なくプレーできるのもカズの強み。ブラジルや日本リーグ時代を思い起こし、「条件が悪くなるほど、自分にはいい条件」。左右の足で胸で頭で、ワンタッチでボールを動かしパスを回した。自身の初得点は生まれなかったが、決勝3点目の起点になって「勝つことが一番大事」と話した。
クラブは、カズの加入前、19年の「八百長未遂」でJリーグ昇格条件となる「百年構想クラブ」の資格が停止され、6月までの継続審議。「それでも、集中して戦ってくれる選手たちに感謝している」と三浦泰年監督。その中心には、カズがいる。【荻島弘一】
〇…鈴鹿のMF橋本晃司主将が左太ももを負傷した開幕戦以来のプレーで躍動した。0-2から反撃ゴールを決め、後半33分にはカズのパスからMF三宅の独走ゴールをアシスト。石川・星稜高で本田圭佑と、明大で長友佑都と同期。相手の枚方の小川佳純監督は明大と名古屋の2年先輩。Jリーグ5クラブを渡り歩き、米国でもプレーした36歳は「リハビリはつらかったけれど、外から見て勉強したことを生かしたい」と話した。



