今季J2初参入のいわきFCは、2-3で藤枝MYFCに惜敗。ホーム開幕戦での「J2初勝利」を逃した。0-3で迎えた後半4分にMF嵯峨理久(24)、同15分にはFW谷村海那(24)のゴールで1点差まで迫る粘りを見せたが、前半の3失点があまりにも痛かった。

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「J2初陣」は悔しい結果となった。いわきが藤枝との昇格同士の一戦で2-3の惜敗。座席数が5000以上になるなど新装されたスタジアムに4000人を超えるサポーターが詰めかけ、大声援を送ったが、ホーム開幕戦を結果で応えることはできなかった。

前半の失点が最後まで重くのしかかった。前半35分に先制点を許すと、2分後に追加点、同終了間際にダメ押しと、わずか10分で0-3。圧倒的に劣勢に立たされた。1試合3失点は「村主政権」になって初。さらに、藤枝とは昨季J3で1勝1分け。試合前は優位に思われたが、球際の攻防で競り負けた。

村主監督は「選手は一生懸命やってくれた。入りのところで、私が(選手に)もう少し整理して入らせてあげたかった」と後悔を口にした。ハーフタイム。指揮官が選手を鼓舞した。

「こういう苦しい状態になった時こそ、サポーターには最後まで諦めないで、前に進んで行くところを示していかないといけない」

その言葉に選手は闘争心をみなぎらせ、後半開始早々、嵯峨が2年連続となる開幕弾を流し込み、チームに勢いを呼び込んだ。すると同15分には谷村がゴール前での混戦を押し込み、1点差。その後も、再三好機を迎えたが、同点、逆転には1歩及ばず。谷村は「逆転のチャンスはあったのに、決めることができなかった」と悔やんだ。

だが、シーズンはまだ始まったばかり。3点差を1点差に縮めた粘り強さは、今後につながる。目標にする「J2優勝」へ、一喜一憂せずに突き進む。【佐藤究】