決勝戦はPK戦の末、川崎フロンターレが優勝を手にした。
敗れて準優勝となった柏レイソルの井原正巳監督が試合後、記者会見に出席した。PK戦の末に敗れたものの、川崎Fに対して押し込む時間帯が多かった。「試合も入りからすばらしかった。90分、120分とやったなかで、十分にやろうとしているサッカーを選手が表現してくれた。どちらが勝ってもおかしくなかったと思っている」と、悔しそうな表情を浮かべつつも気丈に振る舞った。
会見の主なやりとりは以下の通り。
--シュートは川崎Fを上回って19本
井原監督 前線からの守備をテーマにしていた。90分間、強度を落とさずにいこうというところは、選手がより意識をしてやってくれた。いいボール回収をできて、それが攻撃につながった。ただ、本当に崩してというよりもミドルシュート気味になったり無理矢理打ったものもある。もっとアタッキングサードから崩すところは高めていかなければいけないと思う。
--前線の細谷、山田が裏取る動きで相手のDFラインうまく下げた
井原監督 攻撃のところはそこが1番のポイントだった。川崎FのDF陣を裏返すことで押し込むシーンも増える。(FWの)動き出しに対してしっかりボールを入れていこうとトレーニングもしていた。狙い通りのシーンが多かった。
--PKについて。DF古賀太陽がキッカーから外れていたのか
井原監督 PK戦の練習も前日、前々日と練習でやった。古賀は、試合中に痛めた足がかなり痛いということで、10人に、川崎Fさんにも合わせていただいた形。練習通りのものもあればそうでないものもあったが、そこは相手もいるしプレッシャーもある。仕方ないものかなと思っている
--ここまでできた充実感と悔しさと両方あるか。選手にはどんな言葉を試合後かけたか
井原監督 いい試合はしたと思うしあと1歩だったと思うけれども、勝者の素晴らしい雰囲気を見ていると、悔しさを成長につなげるしかないという思いになる。なかなかキャリアでもファイナルは経験できないので、必ず今後のサッカー人生に生かそうという話をした。
--正監督として戦ったシーズンを振り返って
井原監督 シーズン途中から監督になったが、途中からの難しさを感じながらシーズンを過ごしてきた。いかにチームを変えていくか、また前監督のサッカーをどこまで継承するのかなど、難しさを感じながらだった。内容が悪くなくても、結果が出ないと沈んでしまうし信じられなくなることもある。就任して8試合は勝てなかったので。そのなかでも選手スタッフがばらばらにならずにやれたことで少し盛り返した後半になった。(リーグでは)引き分けが15試合で1番多いが、そういう積み上げが残留には重要だったかなと思っている。サポーターのみなさんには勝つ試合をなかなか見せられずに悔しいし残念。最低限である残留がどうしても目標になって、固い試合が多くなったことが反省。天皇杯に関しては、出場機会が少ない選手から全員でつないできた。リーグ戦とは違った意味でのファイナルだった。残念だったが、必ず次につながる準優勝だと思う。



