第102回全国高校サッカー選手権で4度目の優勝を果たした青森山田の新チーム後初の公式戦は、準決勝で終わった。
試合は延長戦にもつれ込む激闘。1-1で迎えた延長後半7分、尚志がカウンターからチャンスメーク。FW千住澪央(2年)のシュートはゴールポストに嫌われるも、これをMF西丸由都(2年)が押し込み、決勝点を挙げた。選手権王者は再三チャンスをつくったが、チームは試合を通して冷静さを失っており、得点までには至らず…。正木昌宣監督(42)は試合後のミーティングで「この敗戦を自分のせいだと思っているやつはいないと思う。誰よりも、どのチームよりも努力しなければいけない。本気で変わってくれ!」と魂を込めた喝を入れた。
試合終了のホイッスルに涙を流したDF小沼蒼珠(2年)は、選手権優勝メンバーの1人。「昨季は負けないチームだったので(敗戦が)衝撃だった。こんなに悔しいものなのだと…」とうつむいた。勝利へのこだわりが人一倍強い小沼。チームメートのいまひとつのパフォーマンスに「『本当に勝ちたいと思っているのか?』と感じてしまい、つい厳しい態度を取ってしまった」と試合中の振る舞いを反省。指揮官は「リーダー気質や自発的に行動する選手がいない。自分自身が変わらないと厳しい」と評価し、イレブンの今後の成長に期待を込めた。



