前回4強のモロッコ(FIFAランキング7位)がオランダ(同8位)をPK戦で下し、2大会連続の16強進出を決めた。オランダ敗退について、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ氏(44)、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏(48)は、すべてロナルド・クーマン監督(63)に責任があると断言した。
01~04年までオランダのアヤックスでクーマン監督の指導を受けていたイブラヒモビッチ氏はFOXスポーツに出演。「この敗北はクーマン監督の責任だ。なぜならオランダは私が知っているチームではなかったからだ。彼はオランダ代表ではないアイデンティティーで負けた。それが私を怒らせる」と話した。オランダのサッカー哲学を裏切ったとし「私は常に『攻撃、攻撃、攻撃』と教えられてきたので、このサッカーはオランダではない」と語気を強めた。
さらに「今日のクーマン監督は負けないようにプレーするイタリア人監督のようだった。オランダは常に勝つためにプレーする。負けるなら、せめて自分のたちのアイデンティティーを貫いて負けるべきだ。それを変えてはいけない。私が見慣れているオランダではなかった。彼らのプレーぶりからも、落ち着いてプレーできていないことが見て取れた。ポゼッションも攻撃的なサッカーもなくなっていた…。とにかく酷い出来だった。そしてそれはすべてクーマン監督の責任だ」とまで言い切った。
アンリ氏もイブラヒモビッチ氏に同調。試合途中から5-4-1と守備的なフォーメーションになったことに驚いたという。同氏は「MFを下げてDFを入れる…そうすることで、基本的にモロッコを恐れていると言っているようなものだ」と厳しく指摘。守備的フォーメーションで勝利に導けば良かったが「負ければ間違っている。オランダは通常、そういうプレーはしないので本当に驚いた。クーマン監督は明らかに違う考えを持っていたようだ」と最後まで采配を疑問符をつけていた。


