陸上の日本選手権(博多の森陸上競技場)男子200メートル決勝でサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が20秒35(向かい風1・3メートル)で優勝した。100メートルに続き、2年ぶり2度目となる2冠を達成し、秋の世界選手権(ドーハ)代表に決まった。
全日程を終え、日本陸連は大会最優秀選手に男子サニブラウン、女子北口榛花(21=日大)を選んだ。麻場強化委員長はサニブラウンについて「加速の技術は素晴らしいものを身につけている。決勝での10秒02は、彼が米国で出した(日本記録)9秒97に匹敵するか、またはそれ以上のパフォーマンス」と評価。北口、100メートル障害の木村文子(31=エディオン)が代表内定した女子に「元気が出てきた。高校生など若い力も台頭してきた」と話した。