レスリングの世界選手権(8月・パリ)に出場する男女の日本代表が28日、愛知県大府市の至学館大で合宿を公開し、リオデジャネイロ五輪の女子で金メダルを獲得した土性沙羅(東新住建)や川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)らがスパーリングなどで汗を流した。

 女子は24日、男女合同での練習は27日から行っている。土性は「追い込んだ練習ができている」と充実感をにじませ、川井は「五輪で優勝したが(世界選手権は)別物。挑戦者として臨みたい」と表情を引き締めた。

 日本レスリング協会の栄和人強化本部長は「女子は5階級でメダルを持って帰ってきたい。男子は(各スタイルで)1個でもメダルを取って来年、再来年につなげたい」と語った。