テレビなどで話題の日体大「集団行動」が驚きの進化を遂げた。15日、横浜アリーナで行われた体育研究発表実演会で披露されたのは、指揮者なしの演技。これまでは指揮者が号令をかけ、それに合わせて複雑な動きを実行していたが、新たな演技では生徒が何の指示もない中、一糸乱れぬ動きを披露。約10分間の演技中、激しい交差や、細かなステップをする度に満員の客席から歓声が起こった。

 指導する清原伸彦名誉教授(76)は、小魚が水中で集団で動く姿を見て、このアイデアを思いついたと明かし、演技後は「大変でした」と満足そうに振り返った。