ラグビーのトップリーグ(TL)、サントリーに所属する元オーストラリア代表のジョージ・スミス容疑者が強盗致傷の疑いで逮捕されたことを受け、日本ラグビー協会の坂本典幸専務理事は17日に東京都内で開かれた理事会後、今後の対応について「事実の詳細が分かった段階で判断したい。お騒がせしておわびしたい」と述べた。

 坂本専務理事によると、スミス容疑者は昨年12月31日に逮捕され、日本協会は翌日の今年1月1日に報告を受けた。所属チームは同月6日に日本選手権兼TLの準決勝を控えていたが、容疑を否認していることから「事実関係がはっきりしていないため、議論はしたが出場辞退という結論にはならなかった」と説明し、同様の理由で公表しなかったとした。当時、同容疑者は負傷で選手登録から外れていた。