Bリーグ2部(B2)東地区の仙台89ERSは18日、今年初戦となる20日のホーム山形ワイヴァンズ戦へ向け、仙台市内で調整した。

 17日に契約を締結した、新アメリカ人選手マーカス・クザン(31)は合流2日目ながら、チーム最長となる211センチの高さを生かし、実力を示した。山形戦から出場可能だ。

 地区4位と低迷するチームは4日に高岡大輔ヘッドコーチ(HC、36)が就任。B1昇格へ向けてプレーオフ進出を目指しており、新助っ人にはその原動力になることが期待される。クザンは「チームとして新しくなっているし、毎日学ぶことがたくさんある。チームメートともコミュニケーションを取っているし、チームになじめると思う。高岡HCからは『インサイドでしっかり仕事をしろ』と指示された。ディフェンスを頑張って、リバウンドをしっかりと取って、チームに貢献するのが自分の仕事」と意気込んだ。

 NBA経験もある。12-13年シーズンに現B1京都ハンナリーズに加入。仙台は国内4クラブ目となる。適応への自信を問われ「自信の方はあります。去年も同じ時期に(B2)群馬に合流してうまくアジャストできた」と返答。昨季で群馬を契約満了となり、公式戦から遠ざかっている。ゲーム感覚は大丈夫かとの質問には「家の近くのジムで有酸素トレーニングをしていた。ゲームもやっていたし、そこは問題はないかなと思う」と語った。