世界ランク12位の日本が同21位の韓国に3-1(20-25、28-26、25-19、25-18)で逆転勝ちした。若きアタッカー、西田有志(18=ジェイテクト)がチーム最多の25点をマークする活躍で、9月の世界選手権(イタリア、ブルガリア共催)へ向けた強化試合を28日の第1戦から連勝で終えた。

 西田の言葉が弾んだ。「昨日よりはいいパフォーマンスができたと思います」。第1戦ではエース石川祐希(22=シエナ)の16点に次ぐ12点を挙げたが、プレーに精度を欠いていた。その夜に宿舎でビデオを見て反省。この試合では空中で相手のブロックの位置を確認し、自在にアタックのコースを変えるなど動きに変化と幅を持たせて得点を積み上げた。石川の21点を上回る最多の25点。サーブとブロックでも計5点を記録した。

 この大会から背番号が「32」から「11」へ変更された。主力の番号は期待の表れでもあるが、西田は「僕は代表で一番下の選手。試合で満足したことは1度もないし、毎日成長していかなければ」。この向上心がエネルギーになる。