テニスの全米オープンで、日本人初の4大大会シングルス女王となった大坂なおみ(20=日清食品)は、現地時間8日の決勝から2日経った10日の早朝、米テレビ局NBCのニュース情報番組「TODAY」に生出演。約5分強、女性司会者の質問を受け、はにかみながら答えた。「今までトークショーに出たことなんて1度もなくて。だから、すごくハッピー」。司会者から、セリーナと対戦してどうだったと聞かれると「最初はやっぱり緊張したわ。でも、コートに入ったら、向こうにいるのはセリーナじゃない、ほかの選手だって思っていたの」。

また、セリーナが主審に「盗人」と暴言を吐き、3度目の警告を受けたことについて質問されたが「本当に、どうなったのか分からなかった。後ろを向いていて、その内、ゲームペナルティー。何が何だか分からなくなった」と話した。

観衆のブーイングについては「ちょっと悲しかった。でも、できるだけ集中したの。それに、ずっとあこがれていた人から、優勝を奪ってしまったような気がしちゃった」。

セリーナが、3度の警告を受け、「男子選手だったらこんなことはない。女子は差別を受けている」と語ったことや、主審の判断について意見を求められると、さすがに戸惑った表情で「何が起きたか100%は分からないし、決勝の後、テレビを見返す時間もなかった。だから、公式に意見を言えないの」。