今年の新語・流行語大賞にノミネートされた「eスポーツ」が来春、国内で大舞台にデビューする。都市型スポーツの総合国際大会「FISE(エクストリーム・スポーツ国際フェスティバル)」は15日、来年4月19~21日に広島市民球場跡地などで行われる第2回大会の概要を発表。今年4月の第1回大会の競技に加え、エキシビションで「eスポーツ」を行うことを発表した。

FISEは20年東京オリンピック(五輪)で実施される「スケートボード」「スポーツクライミング」「自転車BMXフリースタイル」など都市型スポーツをフェス形式で行う大会。雨で1日競技が中止になった第1回大会は実質2日間で8万6000人を集めた。第2回の集客目標は10万人だが、日本アーバンスポーツ支援協議会の渡辺守成会長は「20万人を集めたい」と強気だ。

体操競技の1種目で、障害物などを避けて走る「パルクール」や「ブレイクダンス」と同様に将来的な五輪入りがうわさされる「eスポーツ」の登場は、大会の注目度をアップさせることは間違いない。若者に人気の都市型スポーツに、音楽やグルメなどの要素も取り込んだ「フェス」は、20年東京大会から始まる新しい五輪の象徴にもなる。