全日本選手権(天皇杯)3連覇を達成した千葉ジェッツが、リーグ戦でも連勝を10に伸ばした。昨季のBリーグ決勝で敗れたアルバルク東京に81-79の僅差で勝利した。

試合序盤はA東京の鉄壁の守りに阻まれ、前半で最大12点差をつけられ苦しい展開に。しかし第3Q、ディフェンスリバウンドから獲得した攻撃機会を起点に得点を重ね、逆転に成功。第4Q、A東京に10点差をつけるも終盤に追い上げを許し終了間際までぎりぎりの競り合いとなるも逃げ切った。今季2度目の10連勝で東地区首位をキープした。

司令塔富樫勇樹(25)は「第3Qの勢いが勝因。とくにマイク(マイケル・パーカー)がノリに乗っていた。さっきディフェンスリバウンドを取ったと思ったら、もうオフェンスの一番前を走ってる。無敵状態でしたね」と笑顔。「自分たちのゾーンディフェンスで相手を苦しめることができたかな」とうなずきながら振り返った。終盤リードした場面で追い上げられたことについては「個人で解決できることだと思うし、ガードの1つのプレーで変わったと思う。そこは反省点」とくやしさもにじませた。