日本人初のプロバスケットボールNBAのドラフト1巡目指名が確実な八村塁(21=ゴンザガ大)が、運命の地で夢をかなえる。

<NBAドラフト2019>

◆指名対象 米国でプレーする選手のほか、海外でプレーする選手もプロ、アマを問わず指名対象となる。米国でプレーする選手はドラフト会議開催年に19歳以上になることが条件。

◆指名人数 現在は30球団で2巡目までの計60人が指名されるが、有力選手とのトレードで指名権が他球団に移る場合も。

◆指名順 1巡目の指名順はレギュラーシーズンの成績下位14チームによる抽選で決まり、15番目以降の指名はプレーオフ進出チームが勝率の低い順に行う。

◆過去の日本選手指名 岡山恭崇氏が1981年にウォリアーズから8巡目で指名されたが入団しなかった。

◆1番人気 強靱(きょうじん)な体を生かしたダンクシュートが持ち味のザイオン・ウィリアムソン(デューク大)。

▼NBAでプレーした日本選手 04年にサンズでプレーした田臥勇太(栃木)と、18-19年シーズンにグリズリーズでデビューした渡辺雄太の2人しかいない。日本勢初の肩書を持つ田臥は、わずか4試合の出場で戦力外となった。渡辺は昨年、グリズリーズとツーウエー契約を結び、下部チームと行き来する形で15試合に出場し、1試合平均2・6得点。持ち味の守備は通用すると感じさせる場面もあった。