秋田ノーザンハピネッツ(東地区4位)は98-55で島根(西地区6位)とのBリーグ初対決を制し、ホームでチームB1連勝タイ記録の4連勝を飾った。ガード2人が持ち味を発揮。細谷将司(30)が3点シュート5本を含む17点を挙げ、中山拓哉(25)も5スティール5アシストの活躍。43点差の勝利はチーム新記録となり、攻守の歯車がかみ合ってきた。

伊藤駿(29)の先制シュートで口火を切り、保岡龍人(24)が3点シュートを連続で沈めて主導権を握った。中盤には細谷が連続3点弾でネットを揺らし、完全に流れを掌握した。MVP獲得の細谷は「いいパスが来たのでチームメートのアシストのおかげ」と振り返った。

第2Qは昨季までB2とB1で2年連続スティール王の中山が本領を発揮。MIPを受賞し、「ディフェンスはアグレッシブにできた。チームとしてブレークにつながる得点が多かった」と伝統の攻撃的守備を勝因に掲げた。

内外の攻撃がバランスよく決まり、カディーム・コールビー(30)、ジャスティン・キーナン(30)の外国人2選手も要所で豪快なダンクシュートを決めて会場を沸かせた。前田顕蔵HC(37)は「全員でプレータイムをシェアして激しくできた。若い選手もしっかりプレーし、チームの成長につながる」と手ごたえを口にした。【佐々木雄高】