フィギュアスケート女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が4回転ジャンプの完成度に自信を見せた。

28日、3週間に及んだ米コロラド合宿から成田空港に帰国した。

高難度なジャンプに加え、ミスのない演技を目指している。4大陸選手権(2月、ソウル)と世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)へ、合宿中には、4回転サルコーやトーループを積極的に取り組んだ。「完成度は高まっている」。マシンなど太ももやふくらはぎの強化をしながら、充実した練習ができたことも明かした。

先週行われた欧州選手権では、ロシア勢が表彰台を独占。1位に輝いた16歳のアリョーナ・コストルナヤの演技などから刺激も受けている。「ジャンプだけでは勝てない時代になってきている。4回転だけでなく、他の部分も完成度を高めなくてはいけない」と話し「世界選手権で最大限のパフォーマンスをしたい」と決意をにじませた