日本バスケットボール協会は7日、コロナ禍からの活動再開を念頭に20年度の代表候補選手を発表し、5人制男子ではNBAのウィザーズに所属する八村塁らが23人が選出された。

グリズリーズとツーウェー契約を結ぶ渡辺雄太、豪リーグのメルボルン・ユナイテッド移籍が決まった馬場雄大も順当にメンバーに入った。

昨秋のW杯で主将を務めた篠山竜青(B1川崎)も選ばれ、「けがやコロナの影響での五輪延期など、さまざまな出来事があるが、だからこそ東京オリンピックへの思いは強く、大きくなっている」と、1年後に延期された大一番へ思いを寄せた。

日本国籍を取得した海外出身選手ではロシター・ライアン(B1宇都宮)とエドワーズ・ギャビン(B1千葉)が候補メンバー入り。ロシターは「とても光栄。ラマス・ヘッドコーチとともに成長していけることにエキサイトしている」とコメントした。昨秋のW杯に出場したファジーカス・ニック(B1川崎)は今回は外れた。国際連盟の規定では、16歳以降に国籍を変更した選手の代表枠は1人までとなっている。

5人制女子では、主将を任されてきた高田真希(デンソー)、エースの渡嘉敷来夢(ENEOS)ら21人が入った。昨年に代表復帰した大崎佑圭、吉田亜沙美のベテラン2人は代表候補メンバーから漏れた。

沖縄県沖縄市などで開催される23年W杯に向けた男子5人制の重点強化選手(男子B代表)も発表され、昨年の全国高校選手権(ウインターカップ)で福岡第一の連覇に貢献した河村勇輝や、八村塁の弟・阿蓮(いずれも東海大)らが名を連ねた。