今年の欧州チャンピオンが、大接戦を制した。SOダン・ビガーのW杯史上最速となる、開始35秒DGで主導権を握ったウェールズ。

前半12分には敵陣深くまで攻め込み、SOビガーが中央から右隅にキックパス。188センチのCTBハドリー・パークスがダイレクトキャッチしてトライを奪うなど、前半を23-8で折り返した。

しかし後半に入るとオーストラリアの猛攻に手を焼いた。一時は18点差あったが、後半27分に26-25と1点差にまで迫られた。それでも最後は、今年の欧州6カ国対抗戦を全勝優勝したウェールズが、前回大会準優勝のオーストラリアを力で振り切った。

決勝トーナメントに進出すれば対戦する可能性がある、C組のイングランドのエディー・ジョーンズ監督が視察に訪れていた。