ジャカルタ・アジアパラ大会第6日(11日)陸上女子400メートル(視覚障害T13)でアジア記録保持者の佐々木真菜(21=東邦銀行)が、1分1秒48で金メダルを獲得した。

佐々木はスタートから独走でゴールした。もっともタイムは自身のアジア記録59秒02に2秒以上遅かった。「58秒台で金メダルが目標だったのでタイムは納得いかない」。先天性の弱視でレーンの白線を頼りに走る。ペース配分は想定通りも「軟らかいタータンで足が後ろに流れてしまって、ロスした」。次の目標は来年5月の中国オープン。「東京パラリンピックの選考に残れるようなタイムを出さないと」。アジアの金メダルも2年後への通過点にすぎない。