アジアパラ大会で金メダル4個を獲得したパラ水泳のエース、山田拓朗(27=NTTドコモ)が「回収金属」からつくる20年東京大会メダルの「回収」を誓った。

山田は23日、都内で行われた「みんなのメダルプロジェクト」金属納入式に出席。参加事業者のNTTドコモ、日本環境衛生センターから2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会への納入後「みなさんの思いが詰まったメダル。選手として、このメダルを手にできるように頑張りたい」とあいさつした。

昨年4月に行われた同プロジェクトのスタートイベントにも、五輪競泳メダリストの松田丈志氏とともに出席。NTTドコモ所属だけに、すっかりプロジェクトの「顔」になったが「プレッシャーになりますね」と苦笑いした。

ジャカルタ・アジアパラ大会でリレーを含み4個の金、1個の銀メダルを獲得した。ベテランとして計80個のメダルを獲得したチームを引っ張ったが「内容には満足していません。タイムが良くなかったので」。大会後は1週間休養し、12月の日本選手権に向け練習を再開。「まずは来年の世界選手権です」と、2年後を見据えて話していた。