東京パラリンピック開幕(8月25日)まで半年と迫った25日、江東区の有明西学園の子どもたちが大会ムードを盛り上げた。小学3年の109人が大会マスコットのソメイティ、東京大会出場が内定しているパラ陸上女子走り幅跳びの高田千明(35)らとともに「6」を人文字で描き、体育館では高田とコーラーの大森盛一さんの授業も受けた。

前日の24日に開催予定だった東京都主催のPRイベントが中止されるなど新型コロナウイルス感染拡大でパラ関連の行事が次々と中止されるが、同学園の本多健一朗校長は「授業の一環として組織委員会と話し合い、安全に配慮して実施を決めた」と説明した。

来校した報道陣には手の消毒を求め、マスクを配布した。授業の最後に予定された高田と児童の「ハイタッチ」は中止。代わりに高田が子どもたちに「手を洗って。うがいも忘れないでね」と声をかけていた。