全日本テコンドー協会(木村興治会長)は13日、来年に延期された東京パラリンピック(8月24日~9月5日)の日本代表推薦選手、男子61キロ級の田中光哉(27=ブリストル・マイヤーズスクイブ)、同75キロ級の工藤俊介(26=ダイテックス)、女子58キロ超級の太田渉子(30=ソフトバンク)のコメントを発表した。

パラテコンドーは東京大会の新競技で、キョルギ(組手)の男女3階級ずつが行われる。日本には全6階級中、女子1を含む3階級に1つの開催国枠が与えられており、1月26日に東京都内で開かれた選考会で3人が代表に内定。その後、新型コロナウイルスの影響で東京大会が延期されたが、全日本協会は今月6日の理事会で五輪・パラリンピックの日本代表推薦について、すでに決定している選手の資格を維持することを決定していた。

選手のコメントは以下の通り。

▼男子61キロ級・田中光哉 パラリンピックが1年延期、そして今回の全日本テコンドー協会の決定を受け、より一層自分自身の成長できる期間をいただけたとポジティブにとらえています。環境に感謝しながらその責任感を忘れずに、必ずメダルを獲得できるよう、今できることを考えて行動していく思いです。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

▼同75キロ級・工藤俊介 パラリンピックが1年延期となりましたが、引き続き日本代表としての自覚を持ち、この期間を強化期間としてプラスにとらえていきます。来年、パラリンピックという最高の舞台で最高の結果をお届けし、みなさまを笑顔にできるように1日1日の練習を大切にしていきます。

▼女子58キロ超級・太田渉子 東京2020大会が延期となり驚いた気持ちもありましたが、出場内定には変更がないとの決定を受け、安心いたしました。今、何よりも大切なことは、私たちアスリートだけではなく、世界中の人々の安心、安全、健康だと思います。今できることをしっかりやる。大会に向けて準備をする。私がやるべきことは、これまでと何も変わりません。積み重ねてきたものをより高く積み上げていき、最高の舞台で最高の試合ができるように頑張ります。どのような状況の中でも変わらず応援し、支えてくださるみなさまにはあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします。