日本パラ陸連は5日、車いすマラソンのスペシャルレースを3月7日、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地内周回コースで実施すると発表した。

世界パラ陸連公認で、東京パラリンピック代表を狙う選手にとっては、出場権を争う世界ランキングを上げるラストチャンスになる。レースは新型コロナウイルス感染症防止策を徹底し、無観客で行われる。

東京パラの車いすマラソンには1カ国・地域から男女最多3人ずつが出場可能だが、日本で代表に内定しているのは男子の鈴木朋樹(26=トヨタ自動車)1人。レースには国内の男女トップ選手20人ほどが出場見込みという。駐屯地内の1周2・6キロの滑走路を周回するコースは、コーナーが丸みを帯びて高低差もないことから好タイムが期待できるという。

この日、立川市、立川駐屯地との協定書調印式に臨んだ日本パラ陸連・増田明美会長(57)は「今回、関係各所のご尽力でこのような選手たちのチャンスの舞台を与えていただきましてありがとうございます。しっかり結果を出して東京パラリンピックに出場できるように選手たちは頑張りますので、応援よろしくお願いたします」とコメントした。