ホーム 東京オリンピック2020 陸上 ニュース RSS 唯一決勝の広中璃梨佳 「スクリーンの海外選手」見て「五輪で先頭」実感 [2021年7月31日0時57分] 女子5000メートル予選1組、先頭で周回する広中(左端)。右から3人目は萩谷(撮影・江口和貴) <東京オリンピック(五輪):陸上>◇30日◇女子5000メートル予選◇東京・国立競技場 女子5000メートル予選で、広中璃梨佳(20=日本郵政グループ)が日本勢ただ1人、決勝進出を果たした。予選1組9着も、記録は自身の日本歴代3位を3秒50更新する14分55秒87。タイムで拾われた。自らの形を貫き、序盤は先頭で引っ張った。あまりに自然体で走っている途中は「本当に五輪なのかな」と思うほど。ただ「スクリーンの海外選手の姿」を見て、「五輪で先頭を走っている」と実感し、力が湧いた。残り2周は重くなった足を必死に動かした。取材対応中に、2組が終わり、決勝に残ったことを知ると、「わあ」と満面の笑みを見せ「積極さが決勝につながった。スタイルを崩さずいってよかった」。長い手足を生かしたストライドに、試合は必ず被る帽子がトレードマーク。長崎・桜が原中3年以降、出場した全駅伝で区間賞。1万メートル代表でもあるホープは、五輪でも力を示した。