侍ジャパンの近藤健介外野手(27)の一ゴロが、相手抗議によりリプレー検証となる一幕があった。

8回1死、一ゴロを処理した韓国側が「3-6-3」の併殺を狙ったが、ベースカバーに入った投手が一塁ベースを踏み損ねてセーフに。さらに駆け抜けた近藤がフェアゾーンに入っていたため、韓国側はタッチアウトを主張した。抗議によってリプレー検証も行われたが、判定は変わらず。その後、山田哲人内野手(29)の決勝打につながった。

公認野球規則には「一塁をオーバーランまたはオーバースライドした走者が二塁へ進もうとする行為を示せば、触球されればアウトとなる」と記載されている。つまり、近藤がフェアゾーンにいたかファウルゾーンにいたかではなく、二塁を目指す意志があったのかどうかが判定の焦点となる。

今回のケースは、走り抜けた後の近藤に二塁を目指す動作がなく、歩いて一塁ベースへ戻ろうとしていたところをタッチされたため、審判団は「セーフ」と判断した。

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