東京オリンピック(五輪)代表メンバーで臨んだバスケットボール日本男子代表(世界ランキング42位)が、ベルギー代表(同37位)に70-73で惜敗した。

第1クオーター(Q)で16点差をつけられた日本だが、その後に反撃。第4Qで追い付いた後は一進一退の攻防が繰り広げられ残り約12秒でまた追い付いたが、残り3秒を切って決勝3点シュートを決められた。

NBAのラプターズに所属する主将の渡辺雄太(26=ラプターズ)がチーム最多タイとなる16得点を挙げ、7日のハンガリー戦に続く活躍。第3Qにはダブル主将の田中大貴(A東京)と息の合った連係でダンクを沈め、さらには空中での巧みなボディーバランスを見せてシュートを決めるなど、チームに逆転ムードをもたらした。しかし第4Q途中に足がつり、終盤はベンチからチームを鼓舞した。

渡辺は試合後に「足はつっただけなので、そんなに心配はない」と足の状態について話し、この日の試合については「立ち上がりは最悪で、完全に向こうのペースでやられていた。世界で勝っていくためには、ああいうスタートをしていては駄目」と振り返った。それでも3点シュートの成功率が高くなかったなかで競り合いに持ち込んだことはプラスと捉え、「少し成長が見られたかな」と話した。

11日には世界ランキング32位のフィンランドと対戦。ウィザーズの八村塁は今月中旬に合流する。