20日に実施された聖火リレーは東京・中央区の浜町公園に台東、文京、千代田、中央4区を走る予定だったランナーを集結させて、走らないトーチキスの点火イベントだけを行った。

星野リゾートの星野佳路社長(61)もトーチを握った。トーチキスを終えて開口一番「いやぁ~、聖火リレーにかかわったボランティアスタッフみなさんが素晴らしかった」と興奮した口調で語った。「お・も・て・な・し、のプレゼンから始まった東京五輪なのに、何もできずに終わると思っていた」と新型コロナウイスルの感染拡大の影響について嘆いていたが「でもね、この聖火リレーのスタッフは手拍子はしてくれるし、笑顔で応対してくれるし、台東区の出発地点に戻ってきたら『ご苦労さまでした』と声掛けしてくれるし、とても気持ち良かった」と大喜びだった。

コロナ禍から脱却できたと仮定して、今後の観光業については「コロナでいいことなんかないんです。それでも、都会に集中されていたインバウンドをリセットして地方に振り分けるころができるかもしれない。コロナ後は地方から盛り上げていきますよ」と経済的な巻き返しのV字回復を地方発信で盛り上げていくことを誓っていた。