予選首位通過の橋本大輝(19=順大)が、日本勢3大会連続の金メダルを獲得した。12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪金メダルの内村航平に続き、頂点が確定すると「よっしゃあ!」とさけんだ。

表彰式後の一問一答は以下の通り。

-振り返って

橋本 言葉では言い表せないぐらい。本当に人生で一番うれしい瞬間は言い表せない。団体のメンバーで(表彰台の頂に)上がりたかったけれど、そのメンバーが応援してくれた。感謝の気持ちで、感謝の演技ができました。

-表彰台の表情は

橋本 ここで涙を流してしまうと、今の状態で満足してしまう。チャンピオンは涙を流さずに、前だけ見ていきたいと思った。笑って、この試合を楽しめたのが良かったです。

-金メダルの重みは

橋本 銀メダルとそんなに変わらないけれど、今まで積み上げてきた重みを感じました。

-5年前は内村が金

橋本 5年前は目標というより夢だった。今、現実に浸っています。これからはディフェンディングチャンピオン。変わらずに頑張りたいです。

-つり輪で伸びなかった

橋本 つり輪の時に少し技が認定されなかった。少し焦ったけれど、試合は何が起こるかわからない。集中して、やっていこうと切り替えました。

-鉄棒では得点を意識したか

橋本 自分がミスなくいけば、金メダルがあると思っていた。記憶に残る演技をしようと思っていました。緊張のある場面で通せたのは、いい経験になった。NHK杯の代表を決める緊張よりは少し(度合いが)少なくて、待っている間も肩を動かしてワクワクしていた。緊張していましたが、最後、楽しめたと思います。

-今後に向けて

橋本 また3カ月後に世界選手権がある。今に満足せずに、もっと高みを目指していきたいと思います。