選手の入場行進(アスリート・パレード)で、さっそく密状態になっている。今大会は、新型コロナウイルス感染症対策のためマスク着用、前後左右のフィジカルディスタンス確保などが必須。五輪発祥国のギリシャ、難民選手団の順に入場したスタート時こそ距離は保たれていたが、アルゼンチンは肩を組んで歩き、跳びはね、マスクを外す選手も多く見られた。

最後から3番目の米国、同2番目のフランスはフィジカルディスタンスを全く取らず、だんご状態になって完全な密状態で進んだ。

国によって、距離の取り方にはバラツキがある。入場を終えた国の待機場所では、写真撮影したり、談笑したりするアスリートで密となっているポイントもあった。

参加選手は毎日の唾液検査で陰性が確認されているものの、選手村の中ではアスリート、関係者ともに陽性者が出ている中、国立競技場内でのルール徹底は各国に委ねる状況になっている。