東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が途中、感極まり、涙声になりながらあいさつした。

冒頭では、笑顔で「日本へようこそ。ようこそ東京へ」と切り出した。東日本大震災にも言及。「あれから10年たち、復興しつつある日本の姿を、ここにお見せすることができます」と復興五輪を強調した。終盤、アスリートに対し、メッセージを送った時だった。「困難な中でも決して立ち止まることなく、前を向いて、努力を続ける姿に、私たちは励まされ、今があります。同じアスリートとして、私は世界のすべてのアスリートを誇りに思います。そしてたたえたいと思います。自信を持って舞台に上がってください」と、涙声で呼び掛けた。