柔道素根の金メダルで、日本の獲得数が64年東京大会、04年アテネ大会の16個に並んだ。さらに、フェンシング男子エペ団体の17個目で2大会を抜く新記録となった。柔道の金メダルラッシュに加え、大橋の活躍で競泳でも2個獲得。新競技のスケートボードや新種目の卓球混合ダブルスなど「新顔」でも金を手にした。

ただ、前回の東京大会を「抜いた」と大喜びするのは違和感がある。種目数が違うからだ。卓球もなかったし、柔道も男子だけだった。前回東京大会から行われている今大会の金メダル種目は体操男子個人総合など5種目だけ。「抜いた」のは単純な個数だけだ。

ただ、日本の勢いは本物だ。有力候補の苦戦はあるが、次々と新しいスターも登場する。ここまで連日複数金メダルを獲得。後半にもレスリング、空手など量産競技が控える。当初、日本が目標としていた30個超えも十分期待できる。