藤枝市は1日、同市出身で東京パラリンピック陸上男子400メートル、1500メートル(いずれも車いすT52)の2種目で金メダルを獲得した佐藤友祈(31=モリサワ、静清工高出)に、市民栄誉賞を贈ると発表した。

「コロナ禍において、本市のみならず全国に元気と勇気を与えた」とたたえ、同賞の授与を決めた。授与式及び大会報告会の開催時期については、緊急事態宣言発出中のため、リモートでの開催も含めて調整中とした。

この賞は、2018年7月に創設された。サッカー日本代表の主将として3大会連続W杯出場を果たしたMF長谷部誠(37=藤枝東高出)が、同月に受賞。佐藤が2人目となる。

同市は、佐藤が2冠を達成した1500メートル決勝(先月29日)の翌日から偉業を祝福。市役所東館北側の壁面に縦9メートル、横80センチの懸垂幕を掲げ、JR藤枝駅北口には結果を掲載した立て看板を設置した。