ベルギー・パラリンピック委員会は2日、東京パラリンピック車いすテニス男子に出場したヨアキム・ジェラール(32)が一時意識不明となり、救急搬送されたことを明らかにした。入院中だが、現在は意識が戻り意思疎通ができるという。

この日の都内のメインプレスセンター(MPC)で行われた公式会見で、国際パラリンピック委員会(IPC)の広報責任者クレイグ・スペンス氏が同国委員会からの情報を報告した。スペンス氏によると、ジェラールは1日夜に選手村で突然意識を失い搬送された、一時は心臓に問題があると疑われて精密検査を実施したという。

ジェラールはシングルスとダブルスそれぞれに出場し、いずれも既に敗退している。