東京パラリンピック日本代表選手団が6日、文科省を訪問し、大会での活躍を報告した。最年少メダリストとなった競泳の山田美幸(14=WS新潟)や最年長メダリストとなった自転車の杉浦佳子(50=楽天ソシオビジネス)ら7選手が、萩生田光一文科大臣やスポーツ庁の室伏広治長官と面会した。

日本選手団は今大会で金メダル13個を含む51個のメダルを獲得し、全22競技のうち12競技でメダルを取った。獲得数では前回大会の16年リオデジャネイロの2倍、12年ロンドンの3倍に上った。日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長は「この活躍は多くの国民の心に残り、共生社会への気づきになった」と述べた。 金メダルを獲得した杉浦が口にした「最年少記録は2度と作れないけど、最年長記録はまた作れますね」という言葉は、萩生田大臣にも印象に残ったようだ。

萩生田大臣は「日本中のシニアを勇気付けさせました」と述べ、10月21日に任期満了を迎える衆院選に絡めて紹介。「引退される議員の方もいらっしゃるんですが、杉浦さんの言葉でもうちょっとやろうかなという方が出てきて(汗)。少し戸惑いを覚えています」と会場を笑わせた。