宮城で決勝トーナメント進出をかけた熱戦が繰り広げられた。男子サッカー1次リーグ最終戦が行われ、D組2位のコートジボワールは3位のドイツと1-1のドロー。1勝2分けとし、首位ブラジルに続く2位通過で8強を決めた。0-0の後半22分、右サイドのスローインの流れからオウンゴールで先制。同28分、ドイツに直接FKを沈められて追いつかれたが、体を張った守備を貫き、勝ち越しは許さなかった。

欧州で経験豊富なコートジボワールの守備の要が、3試合フル出場で最終ラインを引き締めた。マンチェスター・ユナイテッド所属のDFエリック・バイー(27)は「結果にはとても満足している。難しい試合だったが、最後まで集中力を切らさずに臨めたと思う。まずは決勝トーナメントに進めたことを祝いたい」。バイーを軸にした守備が光り、前節はブラジルを完封。この試合でも強力攻撃陣を誇るドイツをFKによる1点のみに抑えた。

有観客の宮城スタジアムで開催されるサッカーは計10試合で、21日から競技がスタートした。残すは30日の女子準々決勝、31日の男子準々決勝の2試合。負けたら終わりの見逃せない戦いが続く。【山田愛斗】