DF中山雄太(24=ズウォレ)は左サイドバックとして120分戦った。前半35分、クロスを供給し、MF遠藤が右足を合わせる絶好機も作った。守備でも奮闘。善戦だったが「結果やられてしまったし、僕らも紙一重の試合をものにできなかった」と悔しさをかみしめた。

主将のDF吉田の言葉を胸に6日メキシコとの3位決定戦に臨む。金メダルは逃したが、「麻也君も言っていたけど、麻也君自身、ロンドンで次(3位決定戦)負けてしまい、何も残らず終わった。僕らはしっかりそこを勝ち取っていけるように、しっかりパワーを持っていきたい」と必死に気持ちを切り替える。4強で終わった12年ロンドン五輪を経験した先輩に気持ちを奮い立たされ、銅メダルを目指す覚悟を決めていた。