日本の「ビースト」ことFW林大地(24=鳥栖)は、無得点で五輪を終えた。当初はサポートメンバーだったが、登録枠が増えたことにより、本戦メンバーに選出。大事な3位決定戦でも1トップとして、スタメン出場した。野獣のごとく、相手に牙をむき、闘争心全開のプレーが特徴。試合を振り返って「ここまで来たら、気持ち論は良いか、悪いか分からないけど、最後は気持ちだと思っていた。もっと前面に出して戦いたかった。悔しいですね。勝ちたかったですね」と素直な思いを口にした。

五輪の次は、ワールドカップ(W杯)。「W杯がサッカー人生の中で、大きい大会だと思っている。次はそこを目指して頑張りたい」と高みを目指す。今回の五輪を通して「これを感じたというのは、まだ明確にはない。もっと自分がやらないといけないことはたくさんあると感じました」。「ビースト」感をさらに増して、再び日の丸を背負う。