石川佳純(28=全農)、伊藤美誠(20=スターツ)、平野美宇(21=日本生命)の日本が、女子団体で2大会ぶりの銀メダルを獲得した。

0-3で中国に敗れ、男女を通じて団体で五輪初の金メダルはならなかった。女子団体はロンドン大会の銀、16年リオデジャネイロ大会の銅に続く五輪3大会連続のメダルとなった。

試合後、平野の母真理子さんが、オンラインで報道陣の取材に応じた。真理子さんは「金メダルを目標にしていたので、そこに届かなかったのは残念。ただ、それ以上に娘が楽しそうに戦っている夢舞台を見ているのが幸せでした。幸せな時間が終わってしまい、本人はさみしいと感じていると思います」と話した。

会場では応援できなかったが、この日はLINEで「金メダルに挑戦できるのは、世界でたった6人。その6人の中に美宇もいる。楽しんでおいで」と、メッセージを送った。これに平野からは「ありがとう」や「頑張ります!」などと返信があったという。出身の山梨に戻ってきた際には「山梨ならではのごちそうで、家族でお祝いしてあげたい」と、郷土料理などを用意したい考え。「銀メダルおめでとう、最高に幸せな時間を過ごしたね。私も最高に幸せな時間を過ごさせてもらって、ありがとうと伝えたいですね」。終始笑顔で質問に答えていた。