縁を力に500登板 DeNA山崎康晃は、なぜスプリットを「ツーシーム」と呼ぶのか

DeNA山崎康晃投手(30)が、8月20日の阪神20回戦(横浜)で史上106人目の通算500試合登板を達成しました。プロ9年目での達成は、史上3位タイのスピード記録。通算227セーブを挙げるなど、球界を代表するリリーバーが、母ベリアさん、恩師、指揮官の存在、周囲への感謝の思いなどを語りました。

プロ野球

通算500試合登板を達成したDeNA山崎康晃投手(球団提供)

通算500試合登板を達成したDeNA山崎康晃投手(球団提供)

◆山崎康晃(やまさき・やすあき)1992年(平4)10月2日、東京都荒川区生まれ。帝京では2年夏、3年春に甲子園出場。亜大を経て14年ドラフト1位でDeNA入団。1年目から抑えに定着し、37セーブで新人王。18、19年最多セーブ。22年に通算200セーブ達成。15、19年プレミア12、21年東京五輪日本代表。今季推定年俸3億円。179センチ、88キロ。右投げ右打ち。

「悔しい思いの方が強く残っている」

――通算500試合登板の率直な思いは

振り返れば、初登板が東京ドームの巨人戦(15年3月28日)で10-2のビハインドで、子どもの頃から見ていた高橋由伸さんが最初のバッターだったんですけど、自信を持って自分のツーシームを投げることができて、三振を取れた。そこから守護神と言われるようになって、苦しい時もありましたけど、いろんな方に応援してもらって、今日を迎えることができて非常によかったなと思います。

9回表阪神の攻撃を抑え、500試合出場達成のボードを掲げる=2023年8月20日

9回表阪神の攻撃を抑え、500試合出場達成のボードを掲げる=2023年8月20日

――プロ野球史上106人目で、リリーフのみでの達成は7人目

リリーバーで投げ続けて、こういう記録に到達したことに関しては、強い体で産んでもらって、ここまで頑張ることができているので、一番感謝を伝えたいのは母かなと思います。たくさんの方々に支えられていますし、周りの方々に感謝したいなと思います。

新人セーブ新記録を達成し、母親ベリアさん(中央)に32セーブ目のボールを、姉の麻美さんに31セーブ目のボールをプレゼント=2015年8月

新人セーブ新記録を達成し、母親ベリアさん(中央)に32セーブ目のボールを、姉の麻美さんに31セーブ目のボールをプレゼント=2015年8月

――思い出すことはうれしいことか、悔しいことか

やっぱり、悔しいことですね。今もそうですし、たくさんの方々から期待してもらう中で、悔しい思いの方が強く残っているかなと思います。これからもそういう場面ばかりではないと思いますけど、自分の力を磨いて、もっと自分自身成長できると信じていますし、強くなれる自分を信じて頑張っていきたいと思います。

「出会ってなければプロ野球にいない」

――高校時代を振り返って、恩師の帝京・前田三夫前監督はどんな存在だった

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。