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圧勝アキュート初G1/JBCクラシック

ワンダーアキュートでJBCクラシックを制し、右手を高々と上げる和田騎手
ワンダーアキュートでJBCクラシックを制し、右手を高々と上げる和田騎手

<JBCクラシック>◇5日=川崎◇統一G1◇ダート2100メートル◇3歳上◇出走13頭

 待望のG1制覇だ! ダートの頂上決戦、JBCクラシックは5番人気のワンダーアキュート(牡6、佐藤正)が好位から直線豪快に伸び、2着シビルウォーに5馬身差をつける圧勝。7度目のG1挑戦でタイトルを手にした。和田竜二騎手(35)は実に11年ぶりのG1勝利となった。

 カクテル光線を浴びて、きらびやかに光る鹿毛馬が飛び込んできた。ワンダーアキュートだ。ムチから伝わる鞍上の鼓舞を受け、4角外から進出を開始する。直線で先頭に立つと、そこからグイグイ伸びていく。1馬身、2馬身…。1完歩ごとにその差は広まる一方だ。追いすがる馬はいない。1頭だけ脚色が他馬とは全く違った。シビルウォーに5馬身差をつけたところが栄光のゴール。蹄音がかき消されんばかりの歓声を一身に浴び、和田は右腕をスタンドに突き上げた。

 5カ月半ぶりの実戦にも好走の予感はあった。イレ込み癖が顔を出すことはなく、厩舎からパドックまで汗をかくことがなかった。道中は好スタートを決めて3番手を追走。主戦は「引っ張っていってくれる馬がいたし、内のいい位置にすんなり潜り込めた。中間は乗り込みも入念にできていたしね。でも、こんなはじけ方をしてくれるとは。しびれましたね」と振り返る。左回りでは外にもたれる癖を織り込み、計算しつくされた騎乗が最後の爆発力を引き出した。

 和田自身、忘れていたG1勝利の味を思い出した。前日4日に京都8RラディアーレでJRA800勝を達成。勢いそのままに久々のG1タイトルをものにした。01年天皇賞・春テイエムオペラオー以来、実に11年ぶりだ。「この馬でずっと夢見ていた。その夢がかなって良かった。うれしいの一言ですね」。思いが通じた会心の騎乗。ワンダーアキュートとのコンビで待望のタイトル奪取に興奮を隠せない。

 次走は、12月2日阪神のJCダート(G1、ダート1800メートル)を予定。昨年2着に敗れた悔しさを晴らすべく、リベンジの一戦を迎える。「もともとG1級の力があると思っていたし、胸を張ってもっともっと大きなところを勝っていきたい。先々も本当に楽しみ」と笑みが絶えない。晩秋の冷え込みに負けないワンダーアキュートの怒濤(どとう)の末脚。それに魅了されたファンのどよめきは、しばらくたっても収まることはなかった。【松田直樹】

 [2012年11月6日8時53分 紙面から]




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