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エピファ無傷4連勝へ完ぺき/弥生賞

ビュイック騎手を背にオールザットジャズ(右奥)などと追い切るエピファネイア
ビュイック騎手を背にオールザットジャズ(右奥)などと追い切るエピファネイア

<弥生賞:追い切り>

 完全無欠だ。3戦3勝のエピファネイア(牡、角居)が、皐月賞TR・弥生賞(G2、芝2000メートル、3月3日中山=3着までに優先出走権)に向けて栗東で追い切られた。時計のかかるCウッドでも走りはブレずにラスト1ハロン11秒8と秀逸の伸びを披露。“英才教育”の成果で折り合いにも問題を見せず、初騎乗のウィリアム・ビュイック騎手(24)も絶賛した。

 ブレない。躍動する四肢とは対照的に、胴体は流れるような滑らかさで水平移動する。雨に湿ったウッドチップをものともせず、エピファネイアがCウッドを突き進んだ。3頭併せの最内から軽く仕掛けられた程度でラスト1ハロン11秒8。オールザットジャズ(古馬オープン)に頭差だけ遅れたが、5馬身以上も追いかけたことを考慮すれば十分のパフォーマンスだった。

 初めてまたがったビュイックは賛辞を惜しまない。白いほおを緩め「ホープフル」と評した。日本語に訳せば「将来有望」。背中と手綱を通し、底知れない素質を感じ取った。「加速が急すぎるところがあるけど、それも能力があるからこそ。期待に応えたいね」。騎乗停止中の福永騎手からは「引っ掛からないようにはなってるけど、馬の後ろにつけた方がいい」と助言されたという。今週が短期免許の最終週。公私とも日本にすっかりなじみ、追い切り後、箸を操ってそばをすすった。代打騎乗の大役を果たし、置きみやげにするつもりだ。

 “英才教育”を施されてきたからこそ、突然の乗り替わりも不安は少ない。先月末の帰厩後は、競馬開催日と全休日を除く毎日、主戦の福永騎手がつきっきりで調教をつけてきた。デビュー直後は調教でも引っ掛かって併せ馬ができない時もあったが、今やもう過去の話だ。角居師は「年を越して少しずつ大人になってきた。祐一君がずっと乗ってくれたし、乗り手が替わっても大丈夫。仕上がりもいいと思う」と信頼を寄せた。春初戦へ、足りないものはない。あるのはただ、希望に満ちた未来だけだ。【太田尚樹】

 ◆無敗で勝つと エピファネイアが無敗で弥生賞を勝てば、09年ロジユニヴァース以来4年ぶり10頭目。過去の9頭は、皐月賞で引退した86年ダイシンフブキ、弥生賞で引退した95年フジキセキ以外、7頭すべてがクラシックを制している。84年シンボリルドルフ、05年ディープインパクトの2頭は無敗の3冠馬。エピファも弥生賞を制すれば、今年のクラシック戦線での勝利が濃厚となりそう。

 [2013年2月28日8時53分 紙面から]

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