フレッシュなはずのメンバーが単純に走り負けた。J1新潟は3日、最下位に低迷する横浜FCに0-1で敗れ、3連敗を喫した。前節からGKを除く先発10人を入れ替えたが、Jリーグ公認データ「J STATS」によると、総走行距離は114キロで横浜FCの124キロを10キロも下回っていた。時速25キロ以上で走ったスプリント回数は108-149でその差は41回。シュート数も今季最少タイの5本に終わった。
パスをつないで敵陣に攻め込むものの、相手の走力を上回るボールの動かし方ができなかった。相手の体力を削るような、人もボールも動くスピード感のあるパス回しを続けることができず、浮き球の緩いパスは激しく詰め寄られた。
もちろん、新潟のようなスタイルのチームは、かつての川崎Fがそうだったように「トラッキングデータ」の数値は低くなる傾向がある。実際に今季の新潟の1試合平均のスプリント数は113回とリーグで最も少ない。だが、相手よりスプリントが30回以上少なかった試合で4戦全敗。セカンドボールへの反応も他チームと比べて見劣りする。
ボールを奪い返すためには全速力で戻らなければならないし、守備時にはクロスを上げさせない、シュートを打たせないためのスプリントが必要なときもある。それができていれば、フリーでヘディングシュートを決められるようなこともないはずだ。【石川秀和】




